大阪に戻ってきて2度目の夏。
マンション前や空堀商店街に「生國魂神社」の幟が立つと、ああ盛夏がきたなあと感じます。
その頃から太鼓の練習の音なんかも聞こえてくるんですよね。
いくたまさんの夏祭りは7月11日が宵宮、12日が本宮です。
12日には渡御巡幸(おわたり)が行われ、お神輿や枕太鼓などの行列が谷九の生國魂神社から大阪城に練り歩きます。
戦前の最盛期には1000人を超す大行列だったそうですが、戦争ですべて焼け、再興した当初はほんの数人でのスタートだったと聞きました。
今は500名もの列ですから、想像ができませんね。
さて11日と12日には太鼓や獅子舞、御神輿などが氏子地区を練り歩きます。
谷町の我が家はその通り道なので、この二日間は一日中太鼓の音や掛け声が鳴り響くんです。
太鼓や御神輿にはいくつか種類があり、子どもたちによるものもあります。
だから一時間に何度もマンションの前を通ることになり、その都度ベランダに出て行列を見送ってしまいますし、ちょっと外出する度に出くわしたりもする。
昨年は色々ありそれでおしまいだったのですが、今年は太鼓の音にずっとソワソワしてしまって。
だってこの太鼓、ほんと格好いいんですよ。
これに参加できた子どもには絶対、郷土愛とか誇りが育つと思う。
たとえ転勤族の子で数年しか参加できなかったとしても、ずっと記憶に残って、夏と谷町がきっと好きになる。
―そんな熱気が感じられるんです。
今年は家で仕事していたらガマンできなくなって、私も生國魂神社に行ってしまいました。
12日の本宮で、境内で獅子舞と金・銀神輿と枕太鼓のお練りを見てきましたよ。
いくたま夏祭り2018
私が到着した時は、ちょうど獅子舞のお練りが始まる前でした。
子どもが沢山いて、すごい賑やか!
境内を何周か歩きながら交替で獅子をかぶるのですが、たまにものすごく上手い人がいて目を奪われました。
↑この赤と緑の獅子は動きの静と動の差が激しくて、また2頭の動きが対になるので、かなり練習が必要だと思われます。
跳んだり回転したりの息をぴったり合わせるのがすごかった!
続いて金・銀神輿のお練り。
鉦と太鼓の音がいいですね。
しかしピカピカのお神輿がグルグル回るのが大阪らしいと主思った。
その勇ましさは、この巻き上がる砂ぼこりをご覧いただくと想像しやすいかも。
太鼓のパフォーマンスあり。
最後にはド派手な演出も。
そしてお祭りのクライマックスは枕太鼓。
この太鼓の間は独特ですね。
練習風景を見てみたいと思いました。
境内が狭いので、山車が急に向かってくるとかなりの迫力!
走って廻して倒して起こして、また倒す!!
横転している間も太鼓をたたき続けるんだけど、左右に倒す時、たたき手(願人)の下に入り込み、背中で支える人たちがとてもカッコ良かったです。
まとめ
せっかくいくたまさんの徒歩圏内に住んでいるので、一度は見ておかなきゃと思っていた。
最後は砂ぼこりで目が痛くなりましたが、今年目の前で見ることができて良かったです。
大阪の夏を一つ刻んだ気がします。
でもこれは、見るお祭りじゃなく、参加してこそでしょうね。
私は15回ほど引越し経験があり、色んなところでお祭りを見ましたが、これほど参加者が誇らしげなお祭りは見たことがありません。