知的好奇心を刺激する大阪ガイド!『大人の大阪本』が最高に面白い

大阪市に越して来て早5ヵ月。
空堀&谷町ライフにもすっかり慣れて初期のハイテンションも静まってきましたが、「ディープにもほどがある」のが大阪というところ。

この街の歴史や文化をより落ち着いて学び、体験したい。
そんな欲求がわいてくる今日この頃です。

今年も猛暑でしたが残暑に厳しさがなく、街歩きをするのに良い季節ですしね。

そしてこのタイミングで素晴らしい本に出会いました!こちらです!

とても読み応えがある大阪のムック本。

2017年6月5日の発売ですから、今年の情報が載っています。

私の趣味は一人旅ですが、海外に行く際もガイドブックはあまり読みません。

現地の観光案内所でマップをもらい現地の方と話して、それを参考に朝起きてからその日の行動を決めるタイプです。

そんな“現地の方にすごく面白いこと聴いちゃった!”が詰まっているのがこの『大人の大阪本』なんです。

『大人の大阪本』の内容と魅力

↑このように九つのパートに分かれており、どれもユニーク!

・落語でツイーッと、ほろ酔い噺
・本日決定!? 大阪美術ベストナイン!
・大阪、映画はじめて物語
・時代で読み解く 生きた大阪建築
・鳥瞰図で知る、古地図入門 鳥瞰図三昧!
・旧き佳き 絵はがき・写真の遊び方

以上の五つのパートにはそれぞれ案内人がいて、各分野の詳しい具体的なお話を読むことができます。

巻頭では落語家・笑福亭たまさんが上方落語の舞台を歩きながら日本酒の旨い店をガイドしていて、これが軽妙でいきなり心を掴まれました。

以下の三つは文化の中でも「食」にスポットを当てたもの。

・にぎり/押し 街場のすし、いまむかし
・大阪 昆布だし世界
・大阪で生まれた割烹やさかい

それにしても、大まかな目次だけでここまで個性が強いのはさすがですね!

この本のテーマは“温故知新”ということですが、まさにこここそが大阪の一番面白いところだと思うんです。

大阪は伝統と革新が共存する街
それを産業や文化の中心という面においてだけではなく、庶民の生活の場すみずみにおいて感じ取ることができます。
レトロと最先端、ノスタルジーと活気を同時に感じられる街は他にないと思います。

その最たる場として私は空堀&谷町に惹かれここで暮らしているわけですが、改めて大阪の色々な側面をより深く知りたくなりました。

大人の大阪本』の素晴らしいのは、読み物として夢中になれること。

対談はどれも面白いし、取材の深さを感じます。

中でも興味深かったのが鳥瞰図のコーナー!
私は子どもの頃から地図が大好きで、特に鳥瞰図はその仕事の細やかさを思って鳥肌が立ちます。
だから鳥瞰図絵師の青山大介さんと地図研究家の本渡章さんの対談は、むさぼるように読みました。

とにかく、どこを読んでも大人の知的好奇心が満たされること間違いなし!
本当にオススメです!!

『大人の大阪本』に登場する空堀の老舗

大人の大阪本』では、空堀商店街のお店も紹介されています。

「大阪 昆布だし世界」のメインがこんぶ土居さんのお話なんです。

(店主様の許可を得て撮影しており、転載禁止です。)

創業1903年の老舗で、最上級の真昆布とその加工品を販売しており、私もこちらの出汁をよく使わせてもらっています。

実は引越して来て、空堀で最初に買い物したお店。
近所の方に真っ先に勧められたからで、その時にこのふりかけを強力に推されました。

出汁をとった昆布を再利用して作られたもので、しょっぱくない自然な美味しさ。
ご飯のおともになる昆布の加工品は種類も豊富です。

大阪旅行のお土産に一押しですよ。

店構えの風格もあり、空堀商店街でも中心的な存在だと思います。

大人の大阪本』では土居さんが数ページに渡って特集されており、こちらの出汁を使った飲食店も紹介されています。

このムック本を参考に、土居さんで買い物をして土居さんの出汁で作った料理を食す、というコースをぜひお楽しみください!