大槻能楽堂が手招きするから…衝動的に二公演のチケットを飛び込み購入

大阪市営地下鉄・谷町四丁目駅、谷町六丁目駅の両駅から歩いて約5分、上町筋沿いにある大槻能楽堂。

我が家からも近く、前を通るたびにずっと気になっていました。

実際は”気になる”なんてレベルではなく、能楽堂が手招きをしているように感じられ、見てみないふりをするのに精いっぱい。

というのも私は大阪に引越してくる以前は日本舞踊をやっており、またこんなお気楽ブログを書いていながら文学部出身(専攻は古典ではありませんが)。

能の演目の多くは古典文学が素材となっており、文学とは切っても切りはなせない世界ですし、日舞にもそれをアレンジした踊りが多数あります。

ではなぜ”見てみないふり”などしていたかというと、一度舞台を観てしまったらその世界にどっぷり浸かってしまうのが分かっているから。

そして踊りの世界に戻りたくなってしまうからです。

ところが今日、散歩の途中で衝動が抑えきれず、ついに窓口にとびこんでチケットを購入してきてしまいました…!

大槻能楽堂とは

大槻能楽堂は昭和10年、シテ方観世流能楽師の大槻十三氏によって設立された、当時としては初の全館椅子席の能楽堂です。

太平洋戦争では戦火による焼失を免れ、昭和58年に建て替えられたのが現在の能楽堂とのこと。

現在の理事長は創設者の孫である大槻文蔵氏で、紫綬褒章や旭日小綬章などを受賞された人間国宝です。

一年を通じて定期公演などの自主公演や外部公演を開催し、また古典以外の演目をとりいれるなど様々な企画も行っています。

大槻能楽堂公演の料金とチケットの買い方

大槻能楽堂で上演される公演のチケットは、定期公演で3,000円~5,000円、 特別公演などは8,000円~10,000円くらいで販売されています。

随時「友の会」の会員を募集しており、入会すると年会費2,400円で様々な特典を受けられます。
自主公演が特別価格となり、それ以外でも大槻能楽堂で購入できるすべてのチケットが5%オフになるそうです。

座席指定の可否は公演によって異なり、自主公演は基本的には自由席ですが、500円で座席指定サービスをしています。
私も今回500円を払い、スタッフさんオススメの見やすい席を確保することができました。

チケットは大槻能楽堂窓口のほか各能楽堂で購入でき、会員登録をすると無料オンラインチケットサービスを利用することもできます(詳しくはこちら)。

公演によってはチケットぴあやローソンチケットなどでも購入可能ということです。

大槻能楽堂にて直接チケットを購入!

↑この掲示板を通りすがりにチラ見すると、「和歌」「ろうそく能」といった単語が目に飛び込んできました。

二秒後、どうしようかな…などと考えることもなく窓口のガラス戸を開け
「ここで直接チケットを買うことはできますか?」
と質問している私がいました。

「はい。どうぞ中にお入りください。」と女性スタッフの方。
窓口脇のドアを開けると左手に小さなオフィスがあり、カウンターで対応してくれました。

直近の公演はもう売り切れているかと思いましたが、幸いにも今週末の舞台にまだ空席が!

さらに今月の公演とスケジュール帳を照らし合わせ、二つの公演チケットを購入することに。

スタッフさんが座席表を広げ
「本来ならばこの辺りの席はとても見やすいのですが、こちらは”ろうそく能”なので、正面じゃなくても舞台に近い前の方がよく見えるかもしれません。」
「こちらの公演では×番はA席ですが、ここに限ってはほぼS席と同じ見やすさですよ。」
など、とても親切に説明してくださいました。

オンライン購入が便利だと思いますが、家が近い方は直接出向くのもよいかもしれません。

今回私がチケットを購入した公演

私が今回購入した、大槻能楽堂の自主公演チケットです。

一つ目はこちら。

ろうそく能
源氏物語「朗読と能」
朗読 檀ふみ
復曲能 「碁」片山九郎右衛門

かがり火の中で行われる薪能のような雰囲気を室内で味わえるということで、揺らめくろうそくに照らされた舞台がとても楽しみです(急にワクワクしてきた)!

もう一つはこちら。

能の魅力を探るシリーズ-能と和歌-
能「頼政」梅若万三郎

繁栄を極める平氏の政権下で、平清盛からの信頼も厚かった源頼政。

しかし反旗を翻した以仁王(もちひとおう)の挙兵で宇治平等院の戦いに敗れ、自害します。

その際の有名な辞世
「埋れ木の花咲く事もなかりしに身のなる果はあはれなりける」

能「頼政」では、宇治を訪れたある僧の枕辺に、亡霊となった頼政が現れます。

頼政の栄光と挫折がどう演じられるのかがとても楽しみです。

ほかにもいくつか気になる公演のフライヤーをもらってきました。

中でも行きたいと思ったのがこの二枚。

大阪城はすぐそこだけど、もう一つは彦根だよ…!

でも「卒塔婆小町」観たいな…!!

9月、行っちゃおうかな、彦根…!!!