この週末は贅沢にもチンドン三昧でした!
前記事では『からほりらへん』配布イベントにて、ちんどん通信社さんが空堀商店街周辺を練り歩いた様子をご紹介しています。
もう一つ、とても楽しみにしていたイベントが「林幸治郎のちんどん音楽サロンvol.3~生声を味わう懐かしの名曲アルバム~」でした。
先日、宮城県登米市の豊里公民館ホールにて行われた講演『ちんどん道を究める』と、その後のちんどんバラエティショーのお話をなさる林社長。
仙台が第二の故郷である私、観に行くことも考えましたが、さすがに無理でした。
講演会は大盛況だったようです。
さて今回のサロンは“生声を味わう”ということで、マイクなしのパフォーマンス。
ご出演はいつものメンバー、林社長・仮屋崎郁子さん・青木美香子さんの三名です。
前回のサロンに参加した際の日記に、帰宅後は無性に昭和の歌謡曲が聴きたくなりYou Tubeで「東京ラプソディー」をリピートしたと書きましたが…
なんと今回はその「東京ラプソディー」でスタート!
席に座って間もなくのことで、びっくりするやら嬉しいやらでいきなり胸いっぱい。
やっぱりこの曲は前奏から最高だ!
このメロディーの素敵な広がりって本当に何だろう?
この曲を仮屋崎さんのアコーディオンで聴くことができて幸せなひと時でした。
しかも宮城講演の後とあってか、次の曲は「斎太郎節」だったんです。
もちろん仙台に住んでいた頃に聞きましたし、“松島””瑞巌寺”や“石巻””日和山”といった思い出の地名が登場します(私は石巻と縁が深い)。
始まったばかりの2曲で様々な思い出がよみがえり、泣きそうになってしまいました。
前半ではほかに「愛して愛して愛しちゃったのよ」「ともだち」「越冬つばめ」「冬が来る前に」が披露されました。
「冬が来る前に」を美しいハーモニーで歌われる青木さんと仮屋崎さん。
お二人の声、本当に綺麗でよく合っていて、また聴きたい!と思いました。
後半は「人を恋ふる歌」「糸」、そして吉永小百合さんの「勇気あるもの」と続きます。
吉永さんは70代でありながら今が最も美しいのでは?と思われる美貌で、林社長が「ピークがみんな72だったらいいのにね」とおっしゃってましたが…切実にそう思います 笑
立ち姿がいつも美しい仮屋崎さん。
その後の五輪真弓さんの「恋人よ」では、仮屋崎さんのアコーディオンがとてもドラマティックでしびれました。
そして「琵琶湖周航の歌」「青い山脈」は、客席のみんなも一緒に歌おうというコーナー。
人の声、人の歌が生むエネルギーってすごいなと思いました。
あと「青い山脈」のちんどん太鼓は聴いていて最高に気持ち良かったなあ。
最後は青木さんの「翼」で締めでした。
私の母は若い頃クラブでシャンソンを歌っていたし、その兄である伯父はミュージシャンでした(葬儀の時、お寺の境内でバンドの方々が男泣きに泣きながら伯父を送るライブをしたのは鮮烈な思い出)。
でも残念ながらその才能、私には遺伝しなかったんですよね、素養もないし。
舞台関係の仕事をしていた頃、劇中歌を作曲していたのですが、すべて鼻歌作曲。
それを音響さんに歌って楽譜に起こしてもらうという、たいへん恥ずかしい作業をしていました。
こんな感じなので、私は音楽には人一倍憧れが強く、目の前で奏でられる音に心躍るし、綺麗な歌声には惹きつけられてやみません。
それが小学生からの憧れ・チンドン屋さんによるパフォーマンスなのですから、たまらないものがあります。
また今回のサロンは客席にも熱気があって、エネルギーになりました。
これを糧に今週のハードワークを何とか乗り切りたいと思います!