ちんどん通信社さんの『林幸治郎のちんどん音楽マニアックサロン~愛と哀しみの戯れ~』を聴いてきました。
出演されたのは林社長とTAMAさん。
当社、女性メンバーの最古参、円熟のアコーディオンの弾き語り、タマちゃんが誘う歌世界です。あるときは凍結の大悲劇、またあるときは目眩く官能の喜びを。和製シャンソン、言わばプチ美輪明宏の一夜をご堪能ください。
とあり、ちんどん通信社さんのイベントを見るのも8回目となりましたが、TAMAさんは初めてなのでとても楽しみにしていました。
毎回、林社長がどんなお支度をされるのかも楽しみの一つ。
そしてTAMAさんはとても妖艶なムードをお持ちの方でした。
TAMAさんが歌う最初のフレーズを聞いた時、その声の魅力に一瞬で引き込まれました。
ここは東西屋さんの事務所で開演は18時でしたが、もっと深い夜の、妖しくきらめくステージが見えてくるような。
あるいは石畳の路と街灯が見えてくるような。
色気と深みのある柔らかさ、哀愁、独特の雰囲気。
私の母もかつてクラブでシャンソンを歌っていましたが、それでも見たことのない種類のカッコ良さでした。
前半で演奏されたのは
・人生の並木路
・あざみの花
・心もよう
・無情の夢
・Follow me
・Lover, Come Back to Me
などで、特に最後の曲は圧巻でした。
TAMAさんの歌はもちろん、アコーディオンの演奏もすごくドラマティックで。
ちゃんと技術のある人が演奏すると、チンドン太鼓とアコーディオンだけでこんなに素晴らしいパフォーマンスになるんだなあと、目を丸くした次第です。
つづいて後半で登場した曲です。
・毛皮のマリー
・待ちましょう
・深川
・東雲節
・ネオン川
・サンジャンの私の恋人
・アコーディオン弾き
・あなたまかせの夜だから など
社長がトークの流れから、色町で歌われて発展した曲をいくつか実演して見せてくれたのですが、日舞をやっていたので「深川」を聴けたのが嬉しかったです。
私はちんどんサロンから帰ると、たいてい何らかの曲を家でリピートして聴きたくなり、今回は「深川」でした。
は~、懐かしくて胸いっぱい。
それにしても驚くのは、ちんどん通信社さんのレパートリーの広さと懐の深さです。
林社長は中学・高校でブラスバンド部、大学では「ニューオリンズジャズ研究会」を立ち上げたそうですが、チンドン太鼓とアコーディオンでジャズやシャンソンのライブまでできてしまうとは。
まさに“大人のちんどんナイト”でした。
さて、そんなちんどん通信社さんの年末公演がもうすぐです!
和洋合奏、舞踊、お芝居とバラエティー豊かな演目を楽しめますよ。
詳しくはちんどん通信社さんのHPをご覧ください!