8月5日土曜日、5年ぶりになにわ淀川花火大会に行って来ました!
この花火大会、本当に素晴らしいんです!!
構成力があって音楽とのコラボが見事だし、打ち上げ場所が広いのでしょうか、視界を花火が埋め尽くすほどワイドに打ち上がる。
人混みが嫌いで暑さに弱い私ですが、淀川花火大会だけは何とか頑張って行こうという気になります。
今年も38度の中、ふらふらになって移動した甲斐がありました!
“心から”というより、“腹から”感動するこの響き方…。
有無を言わせぬ迫力と美しさを眼前にすると、そしてそれが人の手によって作られたものだと思うと、よく分からない涙が出ます。
第29回大会の今回は、台風が発生していた影響で打ち上げ30分前はこの空模様。
終了とともにポツポツと降り出しましたが、それでも打ち上げ中はもちました。
十三側(神戸側)の河川敷からみたこの大阪の風景に、ああ帰って来たんだなと改めて実感です。
私が観覧した場所:夏ぴあシート
淀川を北西に渡った十三側の河川敷には、53,700もの有料協賛観覧席が設置されています(納涼船も含む)。
川向かいの梅田側には12,500席。
合わせて66,200もの観覧席が販売されていたんですね。
有料席にもたくさんの種類があり、場所によって値段は異なります(詳しくはこちら)。
私は今回、「チケットぴあ」でとった夏ぴあAシートで観覧しました。
JR塚本駅側よりは阪急十三駅に近いエリアにある、料金4,500円のパイプイスの席です。
この場所、とっても見やすかった!
イスに座って見ると花火のメイン打ち上げ場所はやや右前方になりますが、まったく苦にならない角度。
花火の大きさも音量もすごい迫力でした。
高く上がる花火の時は首が疲れるほど真上に見えます。
淀川花火大会の有料観覧席は、払う価値あり!
だと個人的には思います。
場所取りをしなくて済むぶん、時間的余裕があるからです。
大人料金はもっとも安くて2,500円、高くて18,000円の席までバラエティー豊かですから、予算に応じて選べます。
ちなみに18,000円のシートは納涼船で、お弁当とお茶がつくテーブル席となっています。
音楽とのコラボが素晴らしい!淀川花火大会
淀川花火の打ち上げ時間は60分。
19時20分にセレモニー(大会会長や来賓の挨拶など)が始まり、19時40分に打ち上げが始まります。
この大会のすごいのは、花火の大きさと打ち上げ会場の幅!
直径300メートル級の花火が何発も打ち上がり、その横幅も広いため圧巻です。
さらに淀川花火大会最大の魅力は、プログラム構成と演出の上手さ!!
打ち上げの60分は7つのパートに分かれ、それぞれテーマが決められているんです。
音楽とのコラボレーションが素晴らしく、サビや間奏などとのタイミングがぴったり!
秒単位で計算されているのを感じるし、敢えて打ち上げ音だけのパートや音楽だけが響き期待感をあおるパートもあり、それぞれの曲がただのBGMではない。
というわけで今回は、第29回なにわ淀川花火大会のプラグラムと各パートで使用されていた曲を、覚えている範囲で(曲は全部は覚えていない)まとめておきたいと思います。
が、その前に一点。
スマホで撮った画像も載せていますが、はっきり言ってクオリティーはひどいです。
花火の実物は500倍は綺麗ですので、ひとつ皆さまの想像力で補っていただき、本当の美はどうぞよそ様でご堪能くださいませ。
1.オープニング~開幕のファンファーレ~
<使用曲>
・ウィリアム・テル序曲/ロッシーニ
打ち上げ開始時、空は雨雲に覆われていたのですが、雲の切れ間に月が姿を見せた時は周囲からも感嘆の声が上がりました。
↓この画像の左下にある白いもの…。実際ははるかに神秘的でした。
2.PREMIUM FIREWORKS
半円上に広がる水上花火と打ち上げ花火のコントラスト。
正面を見ていればいいのか空を見上げればいいのか迷う!
見入り過ぎて画像も動画もなしです…来年ぜひ実物を!!
3.FLASH☆
<使用曲>
・Dancing Queen/ABBA
・FLASH/Perfume
・恋/星野源
今年ぜったいに使われると思っていた「恋」はここで登場!
ポップ&キュートな曲が多く、様々な色や形の花火がテンポ良く打ち上げられました。
とってもカラフル!
ブレブレだけど伝わってほしい疾走感。
ぼやけてるけど、何だか幻想的で可愛い一枚。
一つの花火にいったい何色使われているんだろう?すごい!
キノコ、ネコ、カエル、ハートなど可愛い形の花火もいっぱい♪
魚の形の花火を撮れなかったのは唯一の心残りです(魚大好き)。
4.コンチェルト de 花火
<使用曲>
・交響曲第9番『新世界より』/ドヴォルザーク
パンフレットによると、ピアノ曲に合わせて打ち上げるのは初めての試みだそう。
ピアノだけが響く部分もあって、照明も効果的で、演出のセンスに感動の鳥肌が立ちました。
5.見逃すな!!大阪の夏!!
<使用曲>
・前前前世/RADWIMPS
・花束を君に/宇多田ヒカル
「前前前世」もやっぱり来ましたね~。期待していました!
周囲のお客さんからも歓声が。花火大会の雰囲気にもぴったりで最高でした。
「前前前世」の大サビ直前の「間」に、打ち上げから開花までの「間」がぴったりはまって、演出のセンスもさることながらすごい技術、まさに職人技でした。
6.世界仰天!?花火
<使用曲>
・Wherever you are/ONE OK ROCK
10号玉の花火10連発には確かに仰天しました!
何しろ高さも花火の直径も、ゆうに300mを超えるのです!!
大きいってすごい、これを人の手が作っているなんてすごい、しかも綺麗…
水上花火の規模もすごかった!
ただただ圧巻。
7.グランドフィナーレ
「なにわの夜空に金銀大瀑布」というサブタイトルが付いています。
<使用曲>
・威風堂々/エルガー
ここに来てこの荘厳な雰囲気のクラシック!
ゆったりと上がり(そう見える)、余韻ときらめきを残しながら消えていく大きな大きな花火。
これを惜しみなくたたみかけるので、花が幾重にも重なり視界を埋めつくします。
↑この画像では横の広がりが伝わらないのが悔しいなあ。
最後の最後は水上も空も金一色なのが心憎い。
もう、花火しか見えない。
息をするのも忘れそう。
そんな重厚なひと時で、まさにフィナーレにふさわしい演出でした!
2017淀川花火大会、私的まとめ
ポップな曲やロマンチックな曲も良いけれど、クラシックとのコラボにはまた違った迫力があり、サイズの大きな花火によく合っていて感動的でした。
遠くから見える花火も好きですが、やはり河川敷きだと臨場感がちがいます。
まぶたに焼き付くような大きな花火とその残像、腹にまでドンッと響く音、煙と草の匂い、etc.
これらぜんぶで「淀川花火」だな、と感じます。
混雑は大変なものですが、淀川近くのホテルに泊まると楽ですよ♪
5年前から確実にパワーアップしていました。
来年もぜったい来よう!
運営の皆さま、どうもありがとうございました。